独居、もしくはご夫婦お二人で暮らしている高齢者の方々にとって、身の回りの困りごとは数多く存在します。しかしながら、それが些細なものであればあるほど、介護や医療のサービスの範疇には含まれず、解決する術がないという現状があります。

「頼む相手がいない」

「ご近所さんはいるけど、ただで頼むのは申し訳ない」

「便利屋さんのチラシは入るけど、怖くて信用できない」

本当は誰かに手伝ってほしいのに、誰にも頼むことができていないのです。

私たちは訪問医療マッサージを行いながら、「そんな悩みを解決することはできないか」と長年思い続けてきました。

「何か困ってることがあれば言ってください」とお声掛けしてきましたが、たまに申し訳なさそうに頼み事をされることがあるぐらい。共通するのは皆さん本当に申し訳なさそうな顔をされるのです。

もしかしたら「遠慮して頼んでくれないのでは？」「少しでも代金を頂くことで頼みやすくなるのでは？」という考えに至り、5分100円を頂く『御用聞き』を始めました。